殉職者慰霊碑

ダムサイトにある黒部ダム工事殉職者の慰霊碑/じゅんしょくしゃいれいひ
開催場所:
殉職者慰霊碑
930-1406 富山県中新川郡立山町芦峅寺
駐車場:
400台(扇沢駐車場)
駐車場料金:
1日1000円(320台・無料もあり)
駐車場マップ:
北アルプス立山連峰と後立山(うしろたてやま)連峰に挟まれた秘境・黒部川に建設された黒部ダム(黒四ダム)。ダム建設にあたっては物資の輸送手段の確保が最重要課題となった。下流は黒部下の廊下と呼ばれる峡谷。人ひとりが精一杯の岩壁の桟道のみで、歩荷の背による物資輸送には限りがある。そこで考案されたのが後立山連峰を貫く大町トンネル(現在の関電トンネル)。映画『黒部の太陽』の題材ともなった難工事で、大町側の入口から1600mの地点で毎秒660リットルもの地下水と大量の土砂が吹き出す破砕帯(はさいたい)に遭遇。わずか80mの破砕帯を突破するのに苦闘7ヶ月。一時は開通が絶望視されるほどの難工事となった。水抜きのトンネルを掘るなど当時の土木技術の粋を結集し、現場の労働者の熱い思いで破砕帯を突破し工事は完成した。ダムえん堤東側の一角には世紀の大工事で犠牲となった殉職者171名の名前が刻まれた慰霊碑が設置されている。黒部ダム駅のレストハウス3階には「くろよん記念室見学」がありダム工事の詳細を紹介しているのであわせて見学を。ちなみに映画の原案となった小説『黒部の太陽』は、昭和39年5月27日から9月19日まで、毎日新聞に160回にわたって連載された同名の記録小説に、数十枚の加筆を行なったもの。「工事で殉職した171人の人々のために紙碑を立てたい」との思いから当時の毎日新聞編集委員・木本正次氏が執筆した。