矢尻の井戸(源頼朝安房上陸伝承地)

もうひとつの頼朝上陸伝承地/やじりのいどみなもとのよりともあわじょうりくでんしょうち
開催場所:
矢尻の井戸(源頼朝安房上陸伝承地)
294-0316 千葉県館山市洲崎
駐車場:
3台
駐車場料金:
無料
駐車場マップ:
1180(治承4)年、伊豆で以仁王(もちひとおう=後白河天皇の第三皇子)の令旨を奉じて平家打倒の兵を挙げた源頼朝だったが、相州石橋山の合戦(神奈川県小田原市)で大敗。箱根山から真鶴半島へ逃れ、船を仕立てて真鶴岬の岩の浦(当時は真名鶴岬)から安房へと落ちのびる。わずかな供を連れて上陸したのが現在の鋸南町竜島だ。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』に「翌日平北郡猟島に着く」と記されているのがその根拠で、目下の最有力候補はそちら。ところが『義経記』(ぎけいき=南北朝時代から室町時代初期に成立)では、前夜に安房に漂着し、洲崎で夜を明かし、小湊の渡しで那古観音を拝観してから猟島(竜島)に着いたと記されている。安房上陸は8月29日(旧暦)、9月5日には洲崎神社で源氏再興を祈願しているから、前夜洲崎上陸説もあながち後世の創作ともいえない。矢尻の井戸は、上陸した頼朝が飲み水がないため、岩間に矢尻を突き立てたところ清水が湧いたという伝説の場所。上陸地は臥島(がじま)で、竜島の別名もあるのだとか。【源頼朝】