旧伊勢神トンネル

明治30年に完成した馬車道サイズの隧道/きゅういせがみとんねる
開催場所:
旧伊勢神トンネル
444-2601 愛知県豊田市明川町通リ洞
駐車場:
駐車場マップ:
アクセス(車):
猿投グリーンロード力石ICより国道153号を22km、「伊勢神ドライブイン」横の旧道へ。伊勢湾岸自動車道豊田藤岡IC、豊田勘八ICも利用できる
長野県と三河を結ぶ塩の道・中馬街道。その大いなる難所が稲武と足助の間に立ちはだかる伊勢神峠越えだ。現在の国道153号は昭和35年に開通した新伊勢神トンネルを抜けるが、その足助側の入口にある「伊勢神ドライブイン」脇の旧道に入ると、明治30年に完成した旧伊勢神トンネル(伊世賀美隧道)を抜けて、稲武側で国道に合流することができる。全長308m、高さ3.3m、幅員3.15mと旧伊勢神トンネルの洞の大きさはかつて峠を行き交った馬車のサイズのまま。設計段階ではレンガ造りの予定だったが、地質と湧水の問題で石造に変更されている。本来、伊勢神峠は頂に伊勢神宮の遙拝所があり、伊勢湾が一望できる聖地なのだが狭く不気味なトンネルは、皮肉にも「神霊スポット」として名を馳せている。名古屋の名テレがこのトンネルを題材にして作ったテレビドラマ『anotehr episode あのトンネル』は、2004年のカンヌ映画祭の監督招待作品となった。伊勢神峠遥拝所を越えた馬の背に荷を積んだ時代、馬車で伊世賀美隧道を抜けた時代、そして新伊勢神トンネルを使うトラック輸送と時代の変遷を感じ取ることができるだろう。【街道】